若葉がしっかり茂って、ことしも隠れ家的ベランダ。
「庭に雑木林」は理想だけれど、植木の木漏れ日もなかなか、
毎日のぼーっとした時間を作ってくれます。
みどりの天蓋のなかに、まるく切り取られた葉があるの、
見えるでしょうか?
正体はハキリバチ、口でプチプチ切り取って、
自分より大きな葉を抱えて飛んでいくのです。
1枚に10秒とかからず、何度も往復していました。
どこに巣を作っているのかなー?
いつも残った葉を見ては、来ているんだなーとは知っていたけど、
仕事を見れてちょっと感動・・・。
わたしのベランダにある植物の中では、バラのペルルドールの葉がお気に入りのようだけど、
今年は開花が終わるとチュウレンバチの幼虫にあっという間に食べられてしまって、
巣作りできる葉が残っていなかったのでしょう。
数枚をペルルドールの葉から取った後、
ジューンベリーから、その後オールドローズ トリギンティペラから取っていきました。
虫はどちらかというと、苦手なほう。
だけどちいさなベランダが、生態系の環のなかに入っていると思うと、やっぱりうれしい。
ヒラタアブやテントウムシの幼虫が過ごし、ミツバチが花粉を集め、
バラの葉を食べるチュウレンバチの幼虫と、それを捕食するアシナガバチ
ハキリバチが巣の材料と取りに来て、
よく知らない虫もちょこちょこいたりする。
そしてはわたしは羽音を聞いたり、生き物たちのやりとりを見ながら、
しばらく時を忘れ、料理に必要なハーブを摘んだりする。